
つなぐは虐待防止に取り組んでいます!
●介助をする人の虐待について
介助をする人も意識的、或いは無意識に虐待をしてしまうことがあります。
本来は「信頼」がとても重要な仕事であるにもかかわらず、虐待が起きてしまうには様々な原因が考えられます。障害者のサポーターという立場の人が行う虐待は大きな問題です。悪意を持って虐待する以外にも、介助する側の精神的状況によって虐待はおこります。
私たちは、虐待が発生しないよう様々な取組をしています。
〇介助者研修
毎月行っている介助者研修「みんなの部屋」の中で虐待をテーマにした研修を行います。様々な種別の障害当事者をまねき、自立について、障害者の権利などを学ぶ研修も行っています。身体拘束、暴力、言葉による攻撃、ネグレクト、パワハラ、モラハラ、性に関する虐待など、すべてのスタッフが虐待をしない、虐待に気づく、見つけた場合には報告出来るように学んでいきます。
〇面談
サービス提供責任者、理事長、管理者が介助者の面談を常時行っています。また障害当事者とのコミュニケーションを大切にします。ストレスがたまると誰でも攻撃的になり、無気力になったり、投げやりになったりします。障害者からの介助指示をいい加減に聞いてしまったり、返事をしなったり、あるいは雑な介助をすることのないように、「小さなひっかかり」のうちに面談をして心にわだかまりが出来ないよう面出します。介助者と障害者が向き合える関係を目指します。
〇障害者との関係性づくりと話を聴く時間
サービス提供責任者がサービスの利用者である障害当事者に話き、コミュニケーションをとって、「信頼のおける関係性」を目指します。安心できる関係性の中から介助者との間でおこるトラブルを把握できるようにします。
〇職員研修
管理者、サービス提供責任者、正職員は人の話を聴く方法や練習をし、技術の向上を目指しています。また障害者の権利や、人事や労務についても学びます。
〇もしも虐待が発生してしまったら
つなぐには虐待防止委員会があり、窓口は管理者になります。
あってはならないことですが、もしも虐待が発生した場合は、まずは理事長、管理者、サービス提供責任者が障害者、介助者双方から話を丁寧に聞き、緊急に虐待防止会議を持ちます。ケースによって異なりますが、神戸市への報告、場合によっては病院や警察への通報など行います。さらに再発防止の為の会議を継続的に行います。
こんな時もご相談ください!
虐待に関する相談(障害当事者がお話を聞きます)
● 自分が虐待を受けた時
● 虐待されている人を見たとき
● ヘルパーさんのようすがおかしい
● 家族から暴力や暴言を受ける。介助してくれない。
● 年金を使わせてくれない。など